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COLUMN

柿の木は切ってはいけない?伐採の時期と費用・放置のリスク|岡山

岡山の柿の木の伐採・抜根|岡山伐採センター

「毎年たくさん実がなるけれど、もう誰も採らない」「熟した実が落ちて、庭も車も汚れる」「切りたいけれど、柿の木は切ってはいけないと聞いたことがある」。秋が近づくと、庭の柿の木をどうするかというご相談が増えます。

柿の木は、庭木の中でも扱いに迷いやすい木です。実の季節がはっきりしているぶん困りごとが目に見えやすく、そのわりに「切っていいのか」「いつ切るのか」がはっきりしません。この記事では、岡山県全域で伐採・剪定を手がける岡山伐採センターが、柿の木を切るかどうかの判断材料を、時期・費用・切り株の扱いまで含めて整理します。

秋になると柿の木のご相談が増えるのはなぜか

柿は品種によって収穫の時期が違います。奈良県が公開している栽培の手引きでは、代表的な品種の収穫期を刀根早生が9月中旬から10月中旬、平核無が10月中旬から下旬、松本早生富有が10月下旬から11月上旬、富有が11月上中旬から12月初旬としています(出典:奈良県「カキづくりのポイント」/2026年7月30日更新・2026年9月閲覧)。

つまり品種によって、早いものは9月中旬から、遅いものは12月初旬まで実の季節が続きます。ご自宅の木がどの品種であっても、1〜2か月は実がなり続けるとお考えください。採る人がいなければ、その実はすべて落ちます。

落ちた実がもたらすこと

  • 掃除が終わらない……熟した実は落ちた場所でつぶれ、乾くとこびりつきます。駐車場や玄関まわりだと毎日の掃き掃除になります
  • 滑って転ぶ……つぶれた実は想像以上に滑ります。ご高齢のご家族がいるお宅では、これが一番の心配ごとです
  • 虫が集まる……甘い実にはハエやスズメバチなどが寄ってきます
  • 隣家に落ちる……枝が越境していれば、実も塀の向こうに落ちます

収穫しない柿の木は、動物を呼び寄せます

もうひとつ、住宅地の外側や畑の近くで見過ごせないのが野生動物です。岡山市はイノシシ対策のページで、「誰も収穫しないカキやクリなどの果樹が家や畑の周りにありませんか?これを食べた動物は果樹だけでなく、その集落全体を自分たちの餌場として認識するようになります」と説明し、対策として「食べなくても果実は全部収穫するか、放棄果樹は思い切って伐採しましょう」と呼びかけています(出典:岡山市「イノシシ対策 -敵を知って対策を考える-」/2021年9月9日公開・2026年9月閲覧)。

「うちの1本くらい」と思いがちですが、放置された果樹は集落全体の被害につながるという考え方です。実を採り切れないのであれば、木そのものを整理するというのは、行政も挙げている選択肢のひとつです。

柿の木は切ってはいけない?言い伝えの背景にあるもの

「柿の木は切るな」という言い方は、各地で耳にします。縁起にまつわる言い伝えの部分は信仰やご家庭の考え方にかかわるところなので、当社が良し悪しを申し上げることはありません。ただ、実務の面から見ると、この言葉には理由のある部分が二つあります

理由1 柿の木は登ると危ない木だから

「柿の木には登るな」と子どものころに言われた方は多いと思います。これは言い伝えというより、実際の事故として知られています。新潟県の魚沼基幹病院は救命センターのブログで、「毎年柿の木から落ちて、大ケガをするひとがたくさんいます」「木の高さがあり、枝が折れやすいからと考えられます」と書き、「柿の木には絶対にのぼらないようにしてください」と注意を呼びかけています(出典:魚沼基幹病院 救命センターブログ「柿の木からの転落外傷」/2015年10月20日公開・2026年9月閲覧)。

柿の枝は横へ張ることが多く、見た目には登りやすそうに見えます。そこが落とし穴で、体重をかけてよい枝かどうかが外からは判断しづらいのです。実を採るときも、切るときも、木に登るのはおすすめできません。

理由2 切り方を間違えると、翌年に実がつかなくなるから

柿は枝の切り方で翌年の実つきが決まります。奈良県の手引きは「カキの結果母枝は、先の方の3~4芽が花芽でそれより下は葉芽になっており、翌春、新梢が伸びて、花が咲き実がなるのは花芽だけです。ですから、枝の途中で切り戻すせん定ばかりしていると、葉芽ばかりになってしまい、翌年は枝ばかりで実がならない、ということにもなります」と説明し、「カキのせん定は、間引きせん定を中心にするようにしてください」としています(出典:奈良県「カキづくりのポイント」/2026年7月30日更新・2026年9月閲覧)。

枝先を刈り込むと花芽ごと落としてしまう、というわけです。「去年切ったら実がならなくなった」という体験が、「柿は切らないほうがいい」という言い方につながっている面はあると思います。

裏を返せば、実を楽しみたい木は切り方に知識が要る一方で、もう実は要らない、木ごと整理したいという場合はこの心配がなくなります。柿の木は「切ってはいけない木」ではなく、目的をはっきりさせてから手を入れる木だとお考えください。

柿の木を切る時期はいつがよいか

残して整えるなら、冬の作業

実を残しながら樹形を整える剪定は、冬の仕事です。前述の奈良県の手引きも、整枝・せん定を「冬の作業」として扱っています。葉が落ちて枝ぶりが見えるようになってから、混み合った枝を間引いていくという考え方です。

木ごと伐採するなら、実が終わってからが扱いやすい

伐採についても、実がすべて落ちて葉も落ちたあとのほうが作業はしやすくなります。理由は単純で、実と葉のぶんだけ枝が軽くなり、枝の位置や幹の傷みも見えやすくなるからです。実がついたままの枝を下ろすと、周囲が果汁で汚れることもあります。

季節ごとの向き不向きについては、庭木の伐採に適した時期はいつ?季節ごとのメリットと注意点で詳しくご説明しています。

ただし、時期を待たないほうがよい場合もあります

「冬まで待つ」が当てはまらないケースもあります。幹が大きく傾いている、枝が枯れ落ちている、根元にキノコが出ている、隣家や道路に覆いかぶさっている——こうした状態の木は、季節よりも安全が優先です。台風シーズンに枝が落ちてからでは遅いので、気になる状態があれば時期を問わずご相談ください。

剪定して残すか、伐採するか

ご相談をいただいたとき、私たちが最初にうかがうのは「今後この柿の実を使う予定はありますか」です。ここがはっきりすると、判断はかなり整理されます。

剪定で残すことが向いているケース

  • 毎年ある程度は実を採っている、ご家族が楽しみにしている
  • 木の高さが手の届く範囲に収まっている、あるいは収められる
  • 隣家や道路との距離に余裕がある
  • 年に一度、手入れを続けていく前提がある

伐採を検討したほうがよいケース

  • もう何年も実を採っていない、採る人がいない
  • 脚立では届かない高さまで伸びている
  • 実や落ち葉が隣家・道路・駐車場に落ちている
  • 空き家や、ふだん人がいない実家の庭にある
  • 幹に空洞やキノコがあり、傷みが進んでいる

どちらとも言い切れない木も当然あります。伐採と剪定の見極め方は庭木を伐採するか剪定するかの判断基準にまとめました。なお当社は、剪定で十分な木に伐採をおすすめすることはいたしません。現地で拝見したうえで、必要な作業だけをご提案します。

柿の木の伐採が、思ったより手間になりやすい理由

「1本だけだから簡単でしょう」と言われることがありますが、庭の柿の木には作業を難しくする条件がそろっていることがあります。

枝が横に大きく張っている

柿は上へ細く伸びるより、横へ枝を広げる形になりやすい木です。幹は1本でも、枝の広がりが隣家の敷地や電線、車庫の上まで届いていることがあります。そのまま倒せない場合は、枝を落としてから幹を短く切り下ろす手順になります。

脚立で届く高さを超えている

長年放っておいた庭の柿は、5mを超えていることも珍しくありません。前述のとおり枝に体重を預けるのは危険ですので、高さがある木は高所作業車やロープを使った作業になります。

幹の内部が傷んでいることがある

古い柿の木は、外から見てしっかりしていても、幹の内部が空洞になっていたり、根元が腐っていたりすることがあります。倒す方向を決めるうえで大事な情報なので、現地では必ず根元と幹の状態を確認します。

切ったあとの量が多い

枝が広がっているぶん、切り終わったあとの枝葉の量はまとまります。この処分をどうするかで、当日の段取りも費用も変わります。当社は伐採から搬出・処分まで一括でお受けしていますので、切った枝が庭に積み上がったままになることはありません。

切り株はどうするか|抜根まで行うかの判断

柿の木を伐採すると、地面には切り株が残ります。ここを残すか、根ごと掘り起こす(伐根・抜根)かは、その場所を今後どう使うかで決めていただくのが分かりやすいと思います。

抜根までしたほうがよいケース

  • 駐車場、物置、花壇など、その場所を使う予定がある
  • 切り株から芽が伸びてきて、また同じことの繰り返しになるのを避けたい
  • 腐った根がシロアリやキノコの温床にならないか心配
  • 土地の売却や建物の工事を控えていて、更地に近い状態で引き渡したい

切り株を残しても差し支えないケース

  • 庭の奥や畑の隅で、当面その場所を使う予定がない
  • 費用を抑えたい(抜根は重機や手掘りの手間がかかるぶん、別途費用になります)

切り株を残したときに何が起こるかは、切り株を放置するとどうなる?伐根・抜根が必要な理由と費用で詳しく取り上げています。作業そのものの内容は岡山の伐根・抜根のページをご覧ください。当社は抜根後の埋め戻し・整地、掘り起こした根や残土の処分まで一括で対応しています。

柿の木の伐採費用は何で決まるか

伐採に定価はありません。同じ「柿の木1本」でも、条件によって手間と危険度が変わるためです。当社は次の内容を現地で確認したうえで、お見積りをご提示しています。

  • 木の高さ・太さ……高く太いほど手間と危険度が上がります
  • 周囲の状況……建物・電線・塀が近いと、ロープやクレーンを使う特殊伐採が必要になります
  • 搬出・処分量……切った木や枝の量、車両が近くまで入れるか
  • 付帯作業の有無……伐根・抜根、整地、残置物処分などを含むか

この考え方は柿にかぎった話ではありません。木の伐採全般で費用が何によって決まるのかは、木の伐採費用は何で決まる?料金の内訳と見積もりの見方で詳しくご説明しています。

金額の目安としては、伐採は高さ3〜5mの中木で8,000円〜、5〜7mの高木で15,000円〜、7m以上の大木は30,000円〜(要現地見積り)抜根は幹の直径30cmまでで5,000円〜、30〜50cmで10,000円〜、50cm以上は25,000円〜(要現地見積り)(いずれも1本あたり・税込・2026年9月時点)としています。庭の柿の木は、この中木から高木の範囲に入ることが多い木です。

ご注意ください。切った枝葉の処分費は木の本数ではなく量で決まり、軽トラック1台分で5,000円〜が目安です。重機や高所作業車を使う場合も別途となります。木の状態や現場の条件で変わりますので、正確な金額は無料の現地調査でご案内します。

作業中に追加が必要になった場合も、必ず事前にご説明し、ご了承をいただいてから進めます。あとから勝手にご請求することはありません。料金の考え方の詳細は料金・明朗会計の約束のページにまとめています。

柿の木の伐採についてよくあるご質問

実がなっている時期でも切ってもらえますか

お受けしています。倒木の危険がある木や、実の落下でお困りの度合いが大きい場合は、時期を待つ理由がありません。ただ、実の重さと果汁の汚れがあるぶん手間は増えますので、急ぎでなければ実が終わってからのほうが作業はすっきりします。現地を拝見したうえでご相談ください。

切る前にお祓いは必要ですか

お祓いや樹木供養をご希望される方はいらっしゃいます。宗教的な作法は当社の業務の範囲ではありませんので、ご希望の場合は施主様のほうでご手配ください。日程を先にお知らせいただければ、そのあとに着工するよう調整します。必要かどうかを当社から申し上げることはありません。

柿の木1本だけでも頼めますか

1本からお受けしています。岡山県全域へ出張し、現地調査・お見積りは無料です。

実家の柿の木を、離れて暮らす自分が頼めますか

ご相談いただけます。県外にお住まいの方からのご依頼にも対応しており、現地の写真をお送りいただいたうえで、当日は当社が伺って作業する形もお取りできます。立ち会いの可否を含めて、事前にご相談ください。詳しくは県外から岡山の実家の庭木管理を依頼する方法をご覧ください。

高枝切りバサミがあれば自分でできますか

手の届く範囲の枝を落とすだけなら、ご自分でされている方もいます。ただし脚立に乗っての作業や、木に登っての作業はおやめください。前述の病院も注意を呼びかけているとおり、柿の枝は折れやすいとされています。伸縮するタイプの道具は電線に触れる危険もあります。高さのある枝は、無理をせずご相談いただくのが安全です。

岡山伐採センターにご相談ください

実が落ちて困っている柿の木、もう採る人がいなくなった柿の木も、1本からお受けしています。岡山伐採センターは岡山県全域へ出張し、伐採から枝葉の搬出・処分、切り株の抜根と整地まで、窓口ひとつでご依頼いただけます。

「切ったほうがいいのか、残して手入れするか迷っている」という段階でも構いません。現地調査・お見積りは無料ですので、まずは今の状態を見せてください。

出典:奈良県「カキづくりのポイント」/岡山市「イノシシ対策 -敵を知って対策を考える-」/魚沼基幹病院 救命センターブログ「柿の木からの転落外傷」(奈良県は2026年7月30日更新、岡山市は2021年9月9日公開、魚沼基幹病院は2015年10月20日公開。いずれも2026年9月閲覧)。本記事では各資料の内容を要約・編集して紹介しています。栽培や品種の細かな扱いは地域や品種によって異なりますので、詳しくは各資料およびお住まいの地域の農業普及機関にご確認ください。記載の料金は当社の目安であり、実際の金額は現地調査のうえご提示します。

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